水回りのヌルヌル=バイオフィルム=細菌の集合体を除去し予防する

水回りのバイオフィルムの除去水回り

『院内クレンリネス講座』でお伝えする事の中に、

〝排水口の黒い汚れの掃除方法は〟

というテーマがあります。

以前のブログには何度か書いているはずですが、
今日はもう一度書いて、知って頂きたいと思います。

トイレやパウダールームの手洗いの排水口の黒いヌルヌル汚れ、
これは何だと思いますか?
とお聞きすると、
「カビ?」と答えられる事がほとんどです。

半分正解ですね。

カビだけではなく、排水口に流れる物がそこに残り、
それに雑菌がたまって黒くなったりヌルっとしたりしています(>_<)

 

ヌルヌルの正体はバイオフィルム

 

バイオフィルム
after
バイオフィルム汚れafter

最近はどこの歯科医院様もクレンリネス状態で、なかなか汚れた水回りを見る事がなくなりましたので、そんな写真を探すのが大変です。
昔の写真を探し出して来ましたので画質はあまりよくないですが・・・。

「汚れた写真を撮りたいから1週間クレンリネスをストップしてもらえますか?」
と、親しい医院のクレンリネスリーダーさんに頼んだこともありますね、過去に(^-^;
「えええ~っ!ええええ~っ!」との反応でしたが(笑)

さて、そんな、細菌のかたまりヌルヌル状態は、ブラッシングと水では完全にきれいにはなりませんよね。

そんな時に、素早く解決する方法は身近にあるのです。

これはクレンリネスの話の中でいつもお話ししますので知っている方も多いと思いますが、
まだまだ、お話しすると「へぇ~!!」と言われる事もありますので・・・。

 

バイオフィルム汚れをスッキリ除去できる市販のクリーナー

使うクリーナーは〝ドメスト〟

トイレ掃除用洗剤と思われている方がまだまだ多く、歯科医院でもトイレに置かれているのを良く見かけます。

しかしこれは「水まわり用クリーナー」です。

次亜塩素酸ナトリウム・・・・殺菌&漂白剤

水酸化ナトリウム・・・アルカリ剤→汚れの分解

「2~3分放置」と書いてあります。
反応時間をしっかり取りましょう。

もし、排水口がこのようになっていたら、ブラッシングだけでは完全にきれいにならない事があります。
というより、 ブラシと水だけではほとんどきれいになりません(きれいに見えているだけで)

ドメストをまんべんなく、覆うようにかけます。

〝用途・使用法〟に書いてある通り、2~3分置いてからブラッシングします。
ブラッシング後、水を流しながら再度ブラッシングで洗剤分も完全に流します。
※次亜塩素酸ナトリウムは金属を侵しますので、特に金属部分をよくブラッシングし、残さないように。

水酸化ナトリウムと次亜塩素酸ナトリウムの効果がしっかりと出ています。

汚れは完全に取れ、排水口の樹脂部分は元の白さを取り戻しています。

この状態をクレンリネスでキープしている状態で水回りがすみまで清潔、となります。

ドメストは、水酸化ナトリウムと界面活性剤の力を利用して基材に入り込む力がありますので、色素が入り込んだ箇所の〝漂泊〟にも使える場合があります。

ただ、水酸化ナトリウムの力は強く、間違うと基材表面を傷める事もあります。
普通は、ボトル裏面の〝用途・使用法・使用料の目安〟に記載してある以外の使い方は避けて下さい。

ホームページも見ておかれると、ドメストの説明が読みやすく解説してあります。
使いこなしましょう!

ドメスト
汚れやニオイ、見えないバイ菌を徹底除菌する、除菌クリーナーです。

水回りのヌルヌル、バイオフィルム汚れの除去と予防

バイオフィルムとは便器や排水口などいつも濡れているところに水回りに住む微生物が集まり、自分たちを守るためにぬめり物質を出してバリアの役目をさせます。
このバイオフィルムを取り除くには、次亜塩素酸ナトリウム系の洗浄剤が有効です。
ドメストの成分表示を見ますと。

ドメスト成分表示

次亜塩素酸ナトリウム、界面活性剤、水酸化ナトリウムが主なものです。
どんな製品でも成分表示に記載されている物質は、量の多い順に記載されています

 

家庭用消費者製品における成分情報開示に関する自主基準  日本石鹸工業会

(2)成分情報開示のルール
製品に意図して添加、配合された全ての成分については、その成分名称とともに、その
成分の機能あるいは配合目的を開示する。1%以上の成分については、含有量の多い順に
開示する。1%未満の成分は、順不同で開示してもよい。
意図せずに製品に含有する成分(配合されている成分に付随する成分で、製品中ではそ
の効果が発揮される量よりも少ない量しか含まれないもの)については、開示対象としな
くてもよい。
https://jsda.org/w/01_katud/seibunhyouji_01.html

 

ドメストは次亜塩素酸ナトリウムが最も多い、という事は除菌力が自慢の水回り洗浄剤という事です。

それと、次亜塩素酸ナトリウムには漂白力もあります。
塩素系漂白剤と言われるものは次亜塩素酸ナトリウムが主成分で、これは酸化型漂白剤です。
漂白剤とは汚れやシミなどの色素を化学反応によって分解させるはたらきがある物質のことを言いますが、その中でも酸化型漂白剤は物質に酸素を結合させる反応を利用して色素を除去するタイプの物です。

漂白剤の種類
参考)一般社団法人 日本化学工業協会HPより抜粋させて頂きました。

ドメストの成分表を講座の時のスライドにしたものを見て頂きます。

ドメスト成分表スライド

次亜塩素酸ナトリウムが細菌類を除菌し、界面活性剤が汚れを分解除去します。
という事がこの表には書かれているのです。

次亜塩素酸ナトリウム系のクリーナーが有効な個所とは

歯科医院の中で次亜塩素酸ナトリウムが除菌と漂白の役割を果たす箇所。
それは、バイオフィルム汚れが発生するところです。

シンクの排水口
便器の中の洗浄水の吐出口(流す水が出てくる穴^^)
スピットンの排水口
手洗いの排水口
まれにバキュームのフィルター部分にも発生しているのを見た事はあります。

このようなところかと思います。

シンクや便器、手洗いに関しては週に1度程度ドメストを使って清掃をされれば十分です。

スピットンやバキュームのフィルター部分も基本は同じなのですが、次亜塩素酸ナトリウム成分がユニット内部の配管経路に悪影響を及ぼす(確率は非常に非常に低いですが)ことを考えて(考えすぎだとは思いますが)、次亜塩素酸ナトリウム系の洗浄剤を使用したあとは十分に水で流すことも行われた方がよいでしょう。

水回りでは、見えている部分だけでなく排水口もしっかりクレンリネスでキレイと清潔をキープしましょう!