歯科のユニットのクレンリネス~スピットン排水部分の汚れ根こそぎ除去!~

スピットンの排水口の汚れスピットン

診療室・技工室のシンク、パウダールームの洗面ボウル。

ひと手間かける事でいつもきれいな状態を維持できる事は、このブログと『院内クレンリネス講座』でお伝えし続けています。

初めてお伺いする歯科医院様で、まずチェックするのは水まわりですが、すでにクレンリネスを実践されている歯科医院様が増えて来ている実感が強いです。

 

スピットンをはずしてチェック!

 

今回、スピットンの排水部分に注目し、スピットン表面同様にきれいにするため、実際の作業を行いました。

ビフォーとアフターの写真しかありませんが紹介します。

 

スピットンの排水口をどのようにして清潔にされているか、これまでにお伺いした医院様でお聞きして来ました。

大部分が
スピットンクリーナーでスピットンを清掃するので、それを流すだけ

または
1週間に1回、排水口洗剤を流している

そのような現状かと思います。

そう言った方法を実行されている医院様で、スピットンを外してみました。

スピットン排水部分の汚れ

スピットン排水部分の汚れ2

 

このドロドロ汚れの正体は??その性質は???

 

排水部分のパーツすべてにドロドロの汚れが重なっていました・・・・。

 

これは家庭の洗面所や台所の排水口にも発生するバイオフィルム
歯科の皆さんはこれは詳しいですね。
釈迦に説法のようになりますが、話を続けます。

 

バイオフィルムはたんぱく質などの有機物がある所に発生します。

 

家の中でもそうですね。

洗面所の排水は唾液や皮脂が残り、お風呂の排水には皮脂が残ります。

これは固体の表面がマイナスに帯電しているため、プラスに帯電しているたんぱく質が吸着されるからです。

 

えさであるたんぱく質に微生物があつまり、その微生物の分泌物があのヌメリです。

 

このヌメリ、バイオフィルムは地層のように重なり、厚くなる性質もあります。

 

ですから、洗浄剤を流しただけでは簡単には除去できません。

それどころか、中途半端に除菌剤に触れ続けると、バイオフィルムの表面に薬剤に強い菌が集まり抵抗性を持つようになる事もわかっています。

バイオフィルムをきれいに除去する方法。

 

バイオフィルムは物理的な方法を同時に行わなければ完全に除去する事はできないのです。
したがって、スピットンクリーナーや排水口洗浄剤では分解除去できません。

 

たんぱく質の分解と除菌を同時にできる洗浄剤を使用し、こすり洗いを併用する事が最も簡単にこのヌメリ汚れを除去する方法と言う事になります。

 

『院内クレンリネス講座』でお勧めしているのがこの洗浄剤

ドメスト

 

成分や作用などはホームページに詳しく書いてありますので一度ゆっくり見て下さい。

 

作業の結果は以下の通り

スピットン排水部分の汚れ3
スピットン排水部分の汚れ4

わずか5~6分の作業でスピットンの排水部分がきれいで清潔になりました!

 

スピットン表面の黒ずみ汚れの除去。

 

スピットンの陶器表面のシミのような汚れ。

スピットンの黒ずみ汚れ

 

何を試しても落とせなかった汚れも、デンタルクレンリネスプロジェクトがお勧めする方法で、ここまで除去できます↓

スピットンの黒ずみ汚れafter

この方法は、『院内クレンリネス講座』でしっかりお伝えしています。