クレンリネスを充実して 続けるコツ 2/4

クレンリネス運営

クレンリネスは筋トレやダイエットと同じで、地道な取り組みをコツコツ継続する事が一番効果があります。
『特効薬のようなもの』や、『スゴイやり方!』はない。

 

劇的にキレイになるのはもちろん一番うれしいことですが、
小さなステップを踏み続ける事で「気がつくとスゴイ事ができていた。」というのも最高です。

 

医療の現場は毎日の重要な業務が多い。
そんな日々の中でクレンリネスを実行し、みんなが望む結果を出すにはムリは禁物
小さなことを積み重ねて行ければ、無理せずにいい結果を生む。
それが最適な方法ではないでしょうか。

いつもきれいで安心感いっぱいの歯科医院は
クレンリネスの小さな積み重ねから生まれます。

 

今日は〝小さなことを積み重ねる〟方法のひとつをお伝えします。

 

すきま時間ToDo

クレンリネスの取り組み方にはいろいろあります。
医院ごとに自分たちがやりやすい方法で行われたらいいので
どれが正しいという事はありません。

どんな方法があるか、ちょっと並べてみますね。

1 モーニングクレンリネス
2 週イチクレンリネス
3 朝夕クレンリネス
4 月イチクレンリネス

私が関わらせて頂いている歯科医院は、このどれかに当てはまっています。
ちなみにマルの大きさが実行されている多さを表しています。

どれが正しい、どれがいい、という事はありませんが
最も意識高く継続して行けるのはどれでしょう?と聞かれると、モーニングクレンリネスになるかな?
と言う感じです。

ただ、最もキレイで手間のかからない状態をキープできるのは
下の図の、「ココ」の部分になります。
それが「朝夕クレンリネス」です。

 

朝と診療後にそれぞれやる事を決めて短時間でこなす
という方法です。
朝と診療後ではやる事は違います。

この方法は、講座でも紹介していますね。

では、
究極のクレンリネスはどうですか?
と聞かれたらどう答えるか・・・。

それは

すきま時間ToDo

になるかな、と思います。

私が提唱している『デンタルクレンリネス』で
『クレンリネスの完成形は何ですか?』と聞かれた事があり
その時に答えたのが

クレンリネスをやらない事。

でした(笑)

 

スケジュールも担当者も、決まりごとが何もなく
見た目特に何かをしているようでもない。

そんな状態を想定しています。

 

医院を訪れた人がきれいな環境に驚いて
『こんなにきれいにしておくために何をしているんですか?』
と聞かれる。
そして
『いやぁ、特になにもしていないんですけどねぇ。』
と、答える(笑)

 

これが理想じゃないですか?

 

すきま時間ToDoはそこへの入り口と考えていますワタクシは。

 

 

すきま時間ToDoの実際の例


まず下の表を見て下さい。

これはある歯科クリニックさんのクレンリネスリーダーさんが作ったすきま時間ToDoです。

1日10分、第1週から第4週まで4班に分けてタスクを記入してあります。
この時は朝礼後の10分間だったのですがその後は診療中の30秒に変えました。

こんな風に細かく短時間のクレンリネスにすれば
本当にすきま時間で行えますよね。
何分にするかはみなさんが実行しやすく
継続しやすい時間に決められるといいと思います。

 

もしこの取り組みの最初が〝10分間〟や〝5分間〟だったとしたら
全員が慣れてきたころ・・・そうですね、3ヶ月くらいでしょうか
そこで作業内容は同じで時間を半分にしてみてはいかがでしょうか。
たぶんできるはずです。

 

3ヶ月継続して来て、どこもキレイになっているはずですからね。
作業内容も簡素化していけるかも知れません。

 

そういう方法で
5分→3分→1分→30秒と短くしてい行く前提で
『すきま時間ToDo』に取り組まれると
試行錯誤やリバウンドは必ずあると思いますがいつか

 

「なんにもしていませんよ」

に達するのではないでしょうか。

 

究極のクレンリネスの話になってしまいました。

 

モーニングクレンリネスや朝夕クレンリネスはスバラシイ取り組みで、とても有効です。

それと同時に、この『すきま時間ToDo』を、ぜひやってみて頂きたいと思っています。

続ければ続けていくほど

やる事がなくなってきますよ。