医院の環境をキープする為に最も大切にして頂きたい事

クレンリネス定着に最も重要な要件クレンリネスの考え方

クレンリネスを進めて行く中では、様々な壁に突き当たる事があります。

全員の意識が揃わない、問題点を見つけた時に、その改善への行動を

今のしくみに採り入れられないと悩んではいませんか?

クレンリネスは、話し合うことで、
リーダーさんや皆さんの思うように改善して行けるようになります。

なぜなら、いくらルールを決めても詳しいマニュアルやチェックリストを作っても、
日々忙しい業務の中、ルールやマニュアル、チェックリストどおりに動く事は難しいからです。

 

そもそも以前は医院の業務にクレンリネスはありませんでした。

 

〝新たな習慣を日々の業務にフィットさせる〟

という事を皆さんは行って行くのですから、

経験なしで細かく決めた事にはなかなか馴染めないという事はあって当然なのです。

 

では、具体的にどう動いていけばいいのか?

 

クレンリネスの取り組みの手順を考えてみて下さい。

はじめに考え組み立てるのがクレンリネス移行までのスケジュール。
思いや考え方、クレンリネスの位置づけを話し合い決めて
現状把握をし、清掃段階、そしてクレンリネス移行、定着と進めて行く。

 

そのすべてが、医院の皆さんにとって初めての事であり、

教科書のない取り組みです。

 

ですので、すべてを実行すべき課題ととらえるのではなく試して行く事として進めて行く

 

チェックの方法を例に挙げると

ここに二つの考え方があるとします。

「毎日チェックリストを基に正確にチェックして行き、できていないところはどうすればできるのかを検討し改善して行くべき」

という意見。
皆さんは自分たちの医院を気持ちのよい環境にしたいとの思いが強いですし、せっかく院長先生が医院にクレンリネスを採り入れる事を決めて下さったのですからできる限りの努力をしたいという思いでしょう。

また、

「クレンリネス実行項目を着実に行う事が大切であり、それに慣れる事で時間を使う。チェックにも時間がかかるので、週1回程度にする方法がよい」

との考え方。
こちらは、クレンリネスは大切に思っておられるけれど、業務に影響が出る程に集中する始め方ではなく、少しずつ慣れて行きながら、精度を高めて行ければいい。というものです。

 

どちらも医院を大切に思い、クレンリネスはその中での大切な取り組みだと考えてのものに違いはありません。

そこでクレンリネスリーダーさん達は悩み迷います。

そんな時、どうすればいいか。

 

そのような相談をよく頂きます。

答えは、

「いったん始めたらやり遂げなくてはならないわけではありません。軌道修正や方針の変更は間違いではないので、まずは皆さんがこちらを試してみようという方から行って行かれればいいですよ。」

という事です。

 

大切なのは話し合う事

 

例えば、試すのは2週間。

そしてその中で、改善した方がいい事、省きたい事、加えたい事をすべて出して、皆さんが取り組みやすい形に変えて行く。

それを何度でも繰り返して、皆さんの医院にクレンリネスをフィットさせて行ければ、それが最も継続でき、効果の上がる〇〇医院流のクレンリネスになるのです。

定期的に改善点を話し合う事を基本的な行動としますが、

もっと行って欲しいのは、

お忙しい診療業務の中ではあるのですが、

 

疑問に思った時、アイデアが浮かんだ時には話し合う


という事です。

クレンリネスは話し合う事が最も大切です

よいアイデアが浮かんだらすぐに共有し検討して行く。

 

話し合って、改善方法が決まったり、改善案が出たりしたら、それを試して行きます。

その事をその日の終礼または翌日の朝礼で全員に報告をして同意をもらう事。

 

このような形で進められている医院はあります。

その場合は間違いなく

皆さんのストレスや業務の無理がなくクレンリネス定着が進んでいます。

 

疑問や改善案がある時、メンバーの皆さんはそれをクレンリネスリーダーさんに伝える。
それをクレンリネスリーダーさんが全員に投げかけ、みんなで考え試して行く。

クレンリネスリーダーさんが疑問、提案を思い浮かべたら、皆さんにそれを伝え、方法を検討し試して行く。

 

スタッフの皆さんは決してクレンリネスリーダーさんに任せきりにしない形で進めて頂ければ、リーダーさん一人に負担がかかる事もありません。

院長先生、受け付けスタッフさん、衛生士さん、助手さん、勤務医の先生、技工士さん、滅菌スタッフさん全員が考え、気付いた事は共有し話し合って行く。

そうする事で、初めての取り組みであるクレンリネスは皆さんにフィットして行きますし、皆さんのコミュニケーションもこれまで以上に活発になります。

クレンリネスを定着させるには

アイデアと改善と全員の協力がそのパワーになるのです(^O^)/

 

ぜひ、クレンリネスを通してよりチームワークのよい医院を目指して下さい。